水虫(足白癬)
水虫は、皮膚の表面に白癬菌というカビの一種が感染して発症する皮膚病です。
主に足の皮膚に症状が現れますが、爪や手、体にも感染することがあります。かゆみや皮膚の剥がれ、ひび割れなどが特徴で、感染力が強いため、早期の治療が重要です。
原因は何ですか?
水虫の原因は、白癬菌が皮膚に付着し、増殖することです。
感染の主な経路は、高温多湿な場所(例:浴場、プール、温泉など)での白癬菌への接触です。足ふきマットや共用スリッパなどに素足で触れて感染します。また、ペットから感染することもあります。
治療はどうしたら良いですか?
治療方法には以下があります:
外用療法:抗真菌薬のクリームや軟膏を患部に塗布するのが基本です。毎日継続して使用することが重要です。
内服療法:重症例や爪水虫など外用療法が困難な場合には、抗真菌薬の内服が行われることがあります。
爪水虫の治療:皮膚用とは別の専用の外用薬もしくは内服薬を使用します。治療期間は長期にわたることが多いですが、根気強く治療を続けることが大切です。
気を付ける生活習慣はありますか?
やると良いこと:
・足を清潔に保つ:毎日洗ってしっかり乾かしましょう。
・通気性の良い靴や靴下を選ぶ:汗をかきにくい環境を整えます。
・タオルやスリッパを共有しない:他の人への感染を防ぎます。
・温泉やプールなど共用施設に行った後は、速やかに足を洗うかタオルなどで足を拭きましょう。
避けるべきこと:
・湿った靴や靴下を長時間履き続ける:菌が繁殖しやすくなります。
・感染の疑いがある部位を触ったり掻いたりする:菌を広げてしまう可能性があります。
水虫は再発しやすいため、治療を途中でやめず、完治を目指してしっかりとケアを続けましょう。