魚の目・たこ
魚の目やたこは、皮膚が硬く厚くなる皮膚疾患で、足や手の繰り返しの圧力や摩擦によって生じます。
魚の目は、中心に芯ができて痛みを伴うことが多いのが特徴で、たこは広範囲にわたり厚くなるものの、魚の目に比べると痛みを感じにくい傾向があります。
原因は何ですか?
魚の目やたこの原因は、皮膚に繰り返し加わる圧力や摩擦です。
主な要因には以下があります:
・偏った歩き方や体重のかかり方
・足に合わない靴の使用
・長時間の立ち仕事や歩行
・足の骨格の変形(例:外反母趾)
治療はどうしたら良いですか?
治療方法には以下があります:
硬くなった角質の除去:医療機関で専用の器具を用いて芯を取り除きます。魚の目を柔らかくする張り薬も一時的な緩和には有効です。
インソールや靴の調整:足への負担を軽減するため、適切な靴やインソールを選びます。
足のスキンケア:硬くなった皮膚を柔らかく保つために、保湿剤などを使用します。
気を付ける生活習慣はありますか?
やると良いこと:
・足に合った靴を選ぶ:幅や形が足にフィットした靴を履きましょう。
・定期的な足のケア:硬くなった皮膚を柔らかくするため、ぬるま湯に足を浸すフットバスがおすすめです。
・歩き方を見直す:偏った体重のかかり方を改善するため、専門家に相談するのも良いでしょう。
・適切な体重管理:体重が増えると足への負担も増えるため、バランスの取れた食事や適度な運動を心がけましょう。
避けるべきこと:
・小さい靴やハイヒールの多用:足に負担をかける靴は避けましょう。
日々のケアと適切な治療を続けることで、魚の目やたこの症状を軽減できますが、痛い時は我慢せずに、お近くの皮膚科を受診しましょう。